大会初日は、中国地方1位の倉敷芸術科学大学をディフェンスとリバウンドで圧倒した本学であったが、上位校との対戦で武器となるはずの3P%は3割を切る低調な出来であった。2日目のベスト8を賭けた東海大との試合でも、プレッシャーからかシュートの打ち急ぎなど、自分のリズムで打てず、アーチも低くなってしまう場面が多く見られ、3P%は2割ほどとなってしまう。さらに、防御が3線目までしっかりと動き、強く当たってくる東海大のディフェンスに対し、2Pは試投自体が25本(3Pの試投が42本)とシュートセレクションも上手くいかずに、攻撃では金丸晃輔の孤軍奮闘となってしまう。オフェンスが機能不全に陥る中、本学は金丸英悟を中心にディフェンスで足を止めることなく奮闘し、東海大に試合を決めさせない。4~7点差の接戦に持ち込んだものの、最後には川崎と岩澤が相次いでファウルアウトとなり、9点差でタイムアップ。自らの力量の全てを発揮し、2009年度のトップチーム到達点を示すことができぬまま、終戦を迎えた。明大 113(28-10,28- 5,35-13,22-11)39 倉敷芸術科学大学明大 76(14-24,21-20,21-25,20-16)85 東海大
11月7日から14日にかけて、明大和泉体育館で東京六大学リーグ戦が行われた。明大 81(15-16,18-11,18-20,30- 5)52 東大明大 99(31-22,19-26,25-26,24-22)94 慶大明大 133(35-22,32-29,38-21,28-10)82 立大明大 101(36-19,20-21,20-37,25-23)90 法大明大 100(18-18,22-18,30-19,30-21)75 早大この結果、本学は全勝優勝を果たした。
樋口もう、このチームのスコアをつける事がなくなるんだと思うと、本当に寂しいと感じます。だから、インカレで5試合、天皇杯で3試合ぐらい、もう8試合ぐらい書かせて欲しいです。リーグ戦は、去年上がって、今年1部でしたかったとも思いますが、今年のリーグを皆が凄く良いリーグにしてくれました。「今年の2部は明治のためのリーグだ」ってくらいに。最終戦を明大和泉体育館で開催できたことも凄く嬉しかったですし、今年だけの自動昇格のルールで、日本体育大戦で昇格を決めていたからこそ、最後の和泉での試合を皆で心から楽しめたと思います。リーグ戦通して、選手の皆が輝けたことが何より嬉しくて… インカレでも頑張りたいです。1試合、2試合では終わりたくないので、全身全霊で頑張ります。
飯沼15試合は、何事もなく終わった。と。もちろん良い意味で。無事に任務遂行できたという感じです。このチームでバスケットをやるということが… 本当に、ずっとは出来ないんだな、と感じていました。もっとこのチームでずっとやっていけば、もっともっと良いチームになれると思いますが、1年という区切りがあって… 終わりがあるからこそ、この時間が大切なんだと思います。だからこそ、インカレでも僕たちの“結果”が欲しいです。あとは、今日、柴田のおかげで点を取れて、嬉しかったです。
岡自分は活躍できませんでしたが、インカレへ向けて、最後の調整をしてゆきたいです。インカレでは、優勝します!
古瀬今までこんなに試合に出たことがなかったので、最後の年に貴重な経験になりました。そして優勝と言う結果を残して、順位決定戦でも1部のチームに勝てたことは、今までやってきたこのと結果を遺せて、本当に嬉しいです。インカレでは、まず東海大に勝って、オールジャパンの出場権を得た後は、勢いに乗ってチームで決めた目標の優勝に向かって最後まで1試合でも多く、このメンバーでバスケットをしてゆきたいです。
柴田初めてプレーするリーグだったので、他の4年生に付いていくという感じでした。自分のプレーでいっぱいいっぱいで、何も4年生らしいことは出来なかったのですが、他の4年生に支えられました。本当に、まだまだ未熟ですが、大学バスケを最後まで続けて良かったなと思います。残る試合でも、自分の出る時間は短いと思いますが、そこに4年間やってきたことを全てぶつけて、後輩とか、仲間とか、皆と一緒に楽しむことが出来れば、嬉しいです。
専修大との順位決定戦に 岩澤 金丸晃 川崎 田村 金丸英 のスタートで臨んだ本学。試合開始直後は硬さも見られ、4分間以上ノーゴールで0-7と先行を許す。しかし金丸晃のフェイドアウェイジャンパーが決まると、そこから岩澤 金丸英 金丸晃の連続得点で追い上げ、1Q残り3分半に岩澤の3Pで同点に追いつき、金丸晃のバスケットカウントで逆転。そこからは逆に専大を4分間ノーゴールに抑え込み、若林の連続3Pと速攻で点差を拡げ、26-11とする。2Qからは、岸本 若林 金丸晃 田村 駒水、そして佐藤卓の2~3年ラインナップや、飯沼・古瀬を長目に使ってゆくが、専大のG高橋のスピードとディフェンス、F館山のアウトサイドシュート力に手を焼き、点差を拡げられない。膝痛の悪化でスタンド観戦となった岡を欠くベンチの盛り上がりにも欠け、このQを19-20とする。ハーフタイムに塚本ヘッドコーチが「厳しい練習と六大戦で疲れがあるのはわかっている。プレータイムは皆でシェアしていくから、コートでは労力を惜しむな」と言ったとおり、後半も柴田・近井も含め、様々な組み合わせをコートに送り、試合を進めてゆく。選手達が「今日は本当にシュートが入らなかった」(川崎)と口を揃えたシュート率の悪さと、「皆が当たりが強く、なによりブロックが高い」(金丸晃)専大ディフェンスを前にで得点は伸びないものの、皆がディフェンスで奮起し、専大のオフェンス、特にインサイドを守りきり、3Qを15-13とする。そして迎えた4Q、残り7分からは、柴田 岩澤 川崎 古瀬 金丸英 飯沼のベンチ入りした4年生達がコート立ち、学生最後の代々木第二体育館を満喫してタイムアップを迎えた。明大 85(26-11,19-20,15-13,25-19)63 専大この結果、本学は来年度のリーグ戦に1部8位としてで参加することとなった。
川崎の試合後のコメント「14連勝できて、今はほっとしています。あと、休みたいです。でも、先があるのでしっかりやって行きます。リーグ戦でチームが成長した点は、試合中に我慢できるようになってきたことです。後半戦は特にそう感じましたね。個人的には、自分がシュートを外したりして、去年までなら下を向いてしまうような場面でも、今年は拓殖大戦あたりからポジティブに、“次、次”と思えるようになりました。それは、チームの皆の助言が力になっていますね。平塚からは「頑張ってきたお前が打って外れてもチームの雰囲気が悪くなったりはしないから。入れば、当然盛り上がるのだから、どんどん打って行け」と言ってもらったような、チームの皆の言葉が、本当に支えになってくれています。だから、ああやってシュートも打てるし、試合に出て頑張れるのかなと思います。特に同級生の言葉は、重い… 重たいわけではないですが、やはり4年間一緒にやってきて、見てきてくれての言葉なので、自分もそれを信じて頑張れます。次の目標はインカレ優勝と明確になっているので、そこに向けて、自分たちのバスケを確立してゆければ、と思います」。
試合後の金丸英のコメント「今日は硬かったし、ちょっと静か過ぎましたね。勝って当たり前じゃなきゃだめ、勝たなきゃいけないというプレッシャーもあって、今は“ほっとした”というのが実感です。自分達より強いチームとやる方が良い緊張感を持てるのでしょうが、2部のどのチームでも油断したらやられてしまうので、その難しい試合を乗り越えられた、安心感を得ています。前半はシュートも入らなかったですし、リバウンドも取れていませんでした。明治はリバウンドを取ることが強みのチームなので、それではダメだと思っていました。でも、池田さん(S&Cコーチ)の力とか厳しいメニューをしてきた結果だと思うのですが、後半も走れるようになってきているので、そこでしっかり勝てたのだと思います。リーグ戦通じて、前半が悪くても後半に引き離せるようになって、体力の向上を実感しています。リーグ戦中、フロアで厳しいことも言ってきましたが、明治はただ勝つだけじゃなくて、内容も重視して練習も試合も取り組んできました。順天堂大との試合のような内容では全く喜べませんし、拓殖大との試合のようにホームだから勝てたような試合で満足してしまってはいけないと思っています。それは、リーグ戦で必ず昇格して去年の悔しさを晴らすことと、その先のインカレで上を目指すために必要なことですから。去年のインカレでは、伊與田さん、山下さん、長田さん、野口さん、そして4年の先輩方皆の力で、5位という結果と、後輩の僕らに自信を遺してくれました。去年得た“優勝を狙える自信”と、実際には優勝できなかった悔しさの両方を持って、今年は本気でインカレの優勝を目指しています。そういった目標があるので、とにかく良いプレイをすることを目標にしています。“楽しくやる”のも良いですし、“良いプレイが出来て、楽しい”なら良いのでしょうけど、まだ自分たちの掲げた目標に対して充分なプレイが出来ていない中で、ミスに対して笑顔を向けることは出来ないですね。そうやって、皆が高い意識を持って取り組んできたからこそ、このリーグ通じて、4年生が試合でも練習でもメンタル面でチームを引っ張っていけたと思います」。
塚本HCのミーティングでのコメント「14連勝した事に自信を持とう。過信せずに、自信を持って、インカレでベスト4の壁を越えよう。親に感謝すること。そして、ベースの仲間にも感謝しよう。リーグ戦中、凄く良い応援をしてくれた。本当に14試合ありがとう」。写真:軽やかにゴールを決める金丸晃「今年はタレントも揃って、正直“上がれるだろうな”と思っていました。前半の早稲田・白鴎・拓殖と続いた試合を勝てて、白鴎との試合の内容は良くありませんでしたが、その後も負けずに14連勝できたことは良かったと思います。ただ、リーグ全体として、去年よりもレベルが下がった面もあるので、全部の試合を勝てた、という結果だけが収穫と思います。今年ずっと意識してきた“試合の内容”については、インカレで証明するしかないので、六大戦できちんと調整をして、インカレで“優勝”を掴みたいと思います。個人得点については、昨年よりも攻める回数が増えてちょっと上がったぐらいです。リーグの終盤戦でややモチベーションが落ちてしまった所で、得点と、特にシュート率を落としたことが反省です。そこをもっときちんと出来ていれば、もっとアベレージも上がっていたと思いますので。厳しいディフェンスに対してこそ“決めてやろう”と思うようになりました。昨年まではパスに逃げることもあったのですが、今年は“プレーで黙らせてやる”と思っています。今年はもう上級生になったので、塚本さんにも“ゲーム中はリーダーシップを発揮して行け”って言われていて、ハドルを集めて何か言ったりする機会を増やしています。ユニバーシアードでハドルを組むことの重要性を学んで来ました。流れが悪い時にいったん気持ちを落ち着けたり、集中力が切れてきたら集まって“皆でもう一回やろう”と気持ちを入れなおして試合に臨むために、明治でも積極的にハドルを組んでいます。来年も必ずハドルを組むべき場面があると思うので、来年はもっとリーダーシップを発揮していかなくては、と思っています。僕は性格的に、焦れたら好き勝手してしまう所もあり、今年は4年生がフォローしてくれていたのですが、来年は自分がカバーする側に回らなくてはならないので、自己変革もしていきます」。
常々口にしてきた「全勝優勝」を目前に硬さも見られたが、しっかりと国士舘大を押し切って、14連勝を果たした。試合序盤は国士大にシュートを決められ先行を許すが、金丸晃のバスケットカウントの3点プレイで逆転すると、直後に金丸英が3Pを決める。その後も前半は国士舘に詰め寄られる場面もあったが、濱西監督と金丸英が口を揃えた「決して慌てることはなかった」との言葉通りに、逆転は許さず40-38で後半へ。後半開始直後に金丸英、川崎、田村と連続得点し、4分間で13-2。その後もメンバーを変えながらの試合であったが、国士大を寄せ付けずに97-73でリーグ戦最後のブザーを聞いた。明大 97(23-19,17-19,25-14,32-21)73 国士大写真:司令塔の大役を果たした岩澤。アシスト王は日本体育大の八坂に譲ったものの、アシストとターンオーバーの比率ではトップ(岩澤=65/25、八坂=84/44、松崎(拓殖大)=67/28)。金丸英も「岩澤が一番難しい役割を求められて、厳しい状況に置かれてる中で、頑張ってくれた。その岩澤を僕らが支えてゆけば、良い結果が出ると確信していた」と賛辞を惜しまない。岩澤のコメント「リーグ戦の始まる前に立てた目標である、14連勝で1部昇格を達成できたことが、嬉しいですし、ほっとしています。また、これからもっと大変なインカレもありますから、そこへ向けて頑張っていきます。リーグ戦前に自らに課した課題は、攻められる選手はたくさん居るので、彼らにどうボールを配分するか、パッシングの組み立てをガードとして考えてきました。でも、リーグ戦を終えて、もっと上手くできたのではないか、もっと向上できたのではないかと思っています。反省することが凄く多くありますし、現状に満足していないので、質問の「自分の成長したところ」よりも、自分に足りないところを見据えています。僕は、BOJさんにも「成長著しい」と書いていただきましたけど、実は高校時代からずっと「成長著しい」って言われ続けてきたんですよ。何時になったら、一人前になれるのか。苦笑やはり、自分でももっと成長していけると思っていますので、まだまだ頑張るだけですね。インカレで優勝するためには、明治の「良い時と悪い時の差が激しい」、「流れが悪い時間が長引いてしまう」という弱点を克服しなければなりませんので、いかに流れを切るか、インサイドを使ってバランスよく攻めるなど、ポイントガードとしてチームの悪い時間を短くすることが大切だと思っています。自分の持ち味である、リバウンドへの参加でもしっかりやって、チームの皆と勝利を掴みたいです」。
試合後の近井のコメント「リーグ戦、トーナメント通して、トップの公式戦は初出場です。去年も怪我に泣かされて、今年やっとリハビリで、ようやく出られたという感じです。明日は出られるかわからないので、今日は『ミスしてもいいから行け』とコーチ陣に言われたことを胸に、がむしゃらに頑張りました。馬選手については、普段練習でマッチアップしている飯沼さんや英悟さんとは強さのタイプが明らかに違って、重さと体の幅が凄かったです。リバウンドではそういうところで戸惑ってしまいましたが、オフェンスでは出来ることをしていこうと、フックも、ファウルをもらってFTも、得点もできたので、その点は良かったです。でも、今日のことで満足せずに、もっともっとリバウンドや得点に絡んで行けるように、トランジションもしっかり走っていきたいです。あと、ダンクも決めたいですね」。写真:3Pを決める秋プレイタイムはまだまだ短いが、それでも出場すればコンスタントに得点し、今日はFGが3/3で7得点。「僕に求められる役割は、交代によって違うと思っています。今日は晃輔さんと交代だったので、積極的に得点を狙っていこうと思いました。シュートはベースに居る頃から伸さん(高橋コーチ)にクイックリリースで打てといわれてきて、練習してきたので、今それが役に立っていると思います。今後の課題は、何よりもディフェンスです。ディフェンスが出来るように、トレーニングに励みます。明日も、シュートを決めるように頑張ります!」
ここまで全勝で迎えた最終週。和泉体育館には多くの観客が詰めかけ、その眼前で勝利を飾ることができた。試合序盤から多くの選手を起用した本学。1Qは国士舘大との決めあいとなり、22-17とするが、2Q序盤に秋と古瀬が連続得点し10点差とすると、一気に本学の時間帯に。金丸英の3Pや二発ダンクなどで5分間を19-2とし、リードを安全圏まで拡げる。さらに2Q終盤には近井がブロックを決め、57-29で後半へ。後半の立ち上がりを金丸晃のPGで臨むが、大型ラインナップはかえって攻撃のダイナミズムを失わせ、本学は3分半ノーゴール。それでもディフェンスで奮起し、国士大の攻撃も5分間ノーゴールに押さえ込んでリードを拡げる。川崎の3P、金丸英のダンク(本日3本目!!)、金丸晃のリバウンドシュートと3P、秋の3Pと得点し、30点差をつけて勝負あり。4Qには国士大の阿刀・板垣らのガード陣に掻き回され、試合後は下田助監督から「ルーズボールの意識! 抜かれた後のプレー! もっと強い気持ちで、明日、ぶつかっていこう!!」とのカミナリも落ちたが、13個目の白星を並べた。明大 91(22-17,35-12,17-14,17-24)67 国士大写真:リーグ戦初出場の近井故障で出遅れ、更なる意識と体力の向上が待たれる近井だが、今日は国士大の大黒柱・馬の上からシュートを決めるなど、今後への光明を見せた。
常軌を逸して重い笛に苦しめられたが、なんとかしのぎきって勝利を掴んだ。1Qの序盤はシュートが決まらず苦しい立ち上がりも、駒水の3Pや古瀬のバスケットカウントでリードを奪い、20-15とする。2Qは序盤から若林・金丸晃・川崎の連続得点に加え、飯沼のバスケットカウント、岩澤の3Pとバスケットカウントと一気にリードを拡げ33-17とするが、これ以降は試合終了まで、重い笛に苦しむ事に。ファウルと思ったプレイがことごとく流され、本学の選手達はリズムを失うとともに、消極的になってしまう。40-30で始まった後半は、審判の笛を見切ってか、身体を投げ出すようにディフェンスし、リバウンドやルーズボールを取りに来る大東文化大の選手達の気迫に圧され、後手後手に回ってしまう。それでも4年生を中心に大東大へ向かう流れを押し留め、75-58ながら勝利した。試合後のミーティングには塚本HCからは「最後まで自分たちのバスケットをやりきろう」。濱西監督からは「なぜ、今プレイタイムを貰えているか、特に下級生は、なぜ岡や柴田ではなく自分が出ているのか考えて欲しい。その期待と重みを感じて欲しいんだ」との声が響いていた。明大 75(20-15,20-15,16-12,19-16)58 大東大写真:身体を張ってチームを支え続ける金丸英。しかし、このキャプテンシーに頼れるのはもう二ヶ月ばかり。その次を担う選手が出てくるのか、それとも皆で声を出し合って担ってゆくのか。決断はすぐに迫られる。